Uber Eats の加盟店(店舗)側の手数料は?他社との比較と出店にかかる初期費用を解説
・Uber Eatsの手数料って高いのかなあ…
・Uber Eatsで出店する予定だけど、ほかのサービスも気になる…
・出来るだけ初期費用や手数料を抑えて店舗運営をしたい…
あなたは今、こんなことを考えていませんか?
Uber Eats はテレビCMなどで度々放映され、街中でも配達パートナーが颯爽と活動しており、認知度も向上しました。「フードデリバリー利用動向」の調査によると、2018年以降に急拡大したフードデリバリー市場は、今後も伸び続けると予測されています。
Uber Eats の出店を考えていれば、初期費用や手数料が発生するかが気になるのは当然です。
結論から言いますと、Uber Eats で発生する手数料は【配達手数料】のみです。
Uber Eats は販売方法を選択できるだけでなく、手数料も変動するため、自社デリバリーやテイクアウトの導入をするとより利益を残せるシステムになっています。
本記事では手数料のほかにもUber Eats に出店するにあたって発生する初期費用や他社のフードデリバリーサービスと比較したおすすめを紹介します。
フードデリバリーの出店を検討している店舗はぜひ最後までご覧ください。
Uber Eatsの出店にかかる初期費用
まずは、Uber Eatsの出店にかかる初期費用を解説します。初期費用が発生する項目は3つです。
- 加盟(登録)費
- タブレット代
- 写真撮影代
事前に必要な費用を抑えて、出店の準備を進めましょう。
加盟(登録)費
まず、発生する初期費用が加盟費です。加盟費は店舗がUber Eats で販売するために必要な費用です。
通常50,000円の加盟費が発生しますが、現在はキャンペーンのため、無料になっています。
加盟費が必要なければ、かなり手軽に出店しやすくなりますね。ただし、キャンペーンは予告なく終了する可能性があるため、公式サイトで確認してから登録を進めましょう。
タブレット代
Uber Eats は注文を受ける際にタブレットで行います。
自身でタブレットを持っている場合はレンタルする必要はありませんが、持っていない場合は22,500円(税込)の費用が発生します。
しかしタブレットは加盟店専用のアプリが入れば問題ないため、市販のものでも構いません。ちょうどタブレットの購入を検討していた方や、Uber Eats の注文以外でも活用したい方は自身に合うものを使用するのもいいですね。
撮影代
Uber Eats は加盟する際にメニューの写真が必要です。写真はUber Eats に依頼することもでき、最大15枚で13,000円の費用が発生します。
ただし、撮影代もタブレットと同様に自身で準備できる場合は無料です。そのため、初期費用を抑えたい方は自身で撮影したり知り合いに依頼したりすると安く済ませられるでしょう。
ただ、料理の写真の映え具合で売上が左右される場合もあるので、料理が美味しく見えるような写真撮影を行ないましょう。
本章では、Uber Eats の出店にかかる初期費用を解説しました。
- 加盟(登録)費
- タブレット代
- 写真撮影代
Uber Eats の初期費用は、最大35,500円、店舗によっては完全無料です。
キャンペーンが終了すると追加で加盟費が発生するため、登録するタイミングで再度確認してみてくださいね。
続いて、Uber Eats で店舗側に発生する手数料について解説します。
Uber Eats の手数料は【配達手数料】のみ
一般的に、フードデリバリーサービスは2つの手数料が発生します。
- 配達手数料
- サービス手数料
実際の主要フードデリバリー4社の手数料は以下の通りです。
フードデリバリー主要4社の手数料
Uber Eats | 出前館 | Wolt | menu | |
---|---|---|---|---|
配達手数料 | 12〜35% | 0〜25% | 30% | 13〜35% |
サービス手数料 | – | 10% | – | – |
結論、Uber Eatsで発生する手数料は「配達手数料」のみです。配達手数料は商品が注文されるたびに発生するもので、配達方法によって変動します。
- パートナー配達:35%
- 自社デリバリー:15%
- テイクアウト:12%
たとえば、Uber Eats で1,200円の定食が注文され、パートナー配達をした場合、手数料は【1,200円×0.35=420】で420円となります。
自社デリバリーやテイクアウトの方が利益は取りやすい傾向がありますので、どの形でフードデリバリ―業務をするのか十分検討してみてください。
売上アップを狙うなら配達手数料込みの価格設定がおすすめ
Uber Eats は出店の際に自由に価格設定ができます。そのため、配達手数料込みの価格設定にして、売上利益アップをする飲食店がほとんどです。
たとえば、某ハンバーガー店であれば、通常470円のセットがUber Eats内では640円で販売されています。もともとの金額で販売すると販売手数料が164.5円になるため、170円プラスして販売しているようです。
「店舗と金額が違うから売れないんじゃないか…」と考える方もいるかもしれません。しかし、基本的にユーザーは割高になっているのを理解して注文しているため、安心してくださいね。
また、フードデリバリ―専門のセットメニューを作れば目立つため、販売が伸びる可能性があります。
【徹底比較】フードデリバリー4社の初期費用・配達手数料
ここまでUber Eats の手数料や初期費用は解説しましたが、ほかのフードデリバリーの費用も気になりますよね。当サイトでは、主要4社のフードデリバリーサービスを比較しました。
- Uber Eats
- 出前館
- Wolt
- menu
フードデリバリーの比較一覧
Uber Eats | 出前館 | Wolt | menu | |
---|---|---|---|---|
加盟費 | 50,000円→0円 (※1) | 50,000円→0円 (※1) | 0円 | 50,000円→0円 (※1) |
タブレット代 | 22,500円(税込)(※2) | ・Wi-Fi月額1,200円(税抜) ・LTE月額2,000円(税抜) | ・Wi-Fi33,000円 (税抜) ・LTE47,000円 (税抜) | ・Wi-Fi15,000円 ・LTE20,650円 |
撮影代 | 13,000円 (15枚まで)(※2) | 無料 (集合写真1枚+34品まで) | 無料 (30品まで) | 無料 |
配達手数料 | 35% | 25% | 30% | 35% |
販売方法 | パートナー配達自社デリバリーテイクアウト | パートナー配達自社デリバリー | パートナー配達 | パートナー配達テイクアウト |
サービス手数料 | – | 10% | – | – |
対応エリア | 全国 | 全国 | 24都道府県 | 33都道府県 |
解約金 | なし |
(※2)必要なければ無料
加盟費・解約金はすべてのサービスで発生しません。そのため、気軽に始めやすいのがポイントです。
また手数料もほとんど変動がありませんでした。ただし、販売方法によって配達手数料は変動するため、注意してください。
初出店ならUber Eatsがおすすめ
比較を踏まえ、初めてフードデリバリーに出店するなら、Uber Eats が最もおすすめです。Uber Eats がおすすめな理由は3つあります。
- 全国エリアに展開されている
- 年代問わず認知度が高いサービス
- プロモーション機能が効果的
まずは、Uber Eatsが全国展開している点です。対応しているエリアが幅広いため、店舗が出店しやすい傾向があります。
実際、Uber Eatsだったらデリバリーに対応しているケースが多々あるようです。
フードデリバリーの対象エリアに関する口コミ
超久しぶりにケンタにでもかと思ったらWoltは配達対象外だったぜw
引用:X
Uberは配達対象店あったけど店舗によって対応デリバリーってバラバラなんだな。
筆者自身も、以前住んでいた地域はUber Eatsのみでした。対応エリアが広いと販売エリアも広がるので、売上アップが期待できますね。
また、年代問わず認知度が高いサービスであるのも特徴です。積極的にテレビCMも放映されていたため、若年層から高齢層まで幅広い認知があります。
そのため、「どれで注文しよう」となった際に選ばれやすいでしょう。
実際、LINE リサーチによると、Uber Eatsと出前館の認知度は約10%違うことがわかりました。
LINE リサーチによるフードデリバリーサービスの認知度
現時点で加盟費も無料のため、複数でフードデリバリーへの出店を悩んでいる方は認知度の高いUber Eats を最初に始めるのもおすすめです。
さらに、Uber Eats はプロモーションの機能が非常に効果的なのもポイントです。
プロモーションは広告機能のことで、店舗が上位表示されるため売上が伸びやすかったり、認知拡大につながったりする可能性があります。
プロモーションは有料機能で必要な時につけられます。
実際にプロモーションを活用した店舗の声がありました。
Uber Eats のプロモーションで注文が殺到した飲食店の口コ
5/29(水)
引用:X
昨日はのんびり平日営業かと思いきや、Uberのプロモーションが入り激ヤバ注文が止まらないという恐怖。
しかし店内は片手の指で収まる来客数。
うち本当Uberないと死亡レベルです。
昨日はなんとかチキナー仕込みでけたで〜。初代メニューのチキナーおにぎり、やっぱり好きです。
プロモーションはダイレクトに売上アップに直結するため、ぜひUber Eats に登録する際は活用してみてくださいね。
本章では、フードデリバリー主要4社の比較およびおすすめのサービスを紹介しました。
- 全国エリアに展開されている
- 年代問わず認知度が高いサービス
- プロモーション機能が効果的
まとめ
いかがでしたか?
最後に本記事をまとめます。
まず、Uber Eatsの出店にかかる初期費用について解説しました。Uber Eatsの出店で発生する初期費用は以下の通りです。
- 加盟(登録)費
- タブレット代
- 写真撮影代
加盟費は無料キャンペーン中、タブレット・撮影代は必要なければ発生しない費用のため、店舗によっては完全無料で出店できますよ。
続いて、Uber Eats で発生する手数料について解説しました。Uber Eats の手数料は【配達手数料】のみで、注文が入ると発生するシステムです。
販売方法によって配達手数料が異なるため、自社デリバリーやテイクアウトはより利益が残るため、対応ができる飲食店はぜひ導入してみてくださいね。
本記事ではさらに、フードデリバリー4社を比較して、手数料や初期費用の内訳を紹介しました。比較した結果、初フードデリバリー出店であれば、Uber Eats が最もおすすめです。
Uber Eats の特徴は3つありました。
- 全国エリアに展開されている
- 年代問わず認知度が高いサービス
- プロモーション機能が効果的
Uber Eats は広い展開エリアと高い認知度があるため、販売しやすいのが特徴です。また、有料のプロモーション機能が非常に効果的なため、売上アップに直結しやすい特徴があります。
フードデリバリーで売上を上げたいと考えている飲食店は、ぜひUber Eats に登録してみてください。