サラリーマンが疲れた・辞めたい!と感じる理由8選|原因別の対処法も解説
「サラリーマンに疲れたと感じているのは自分だけ?」
「もう会社員なんて辞めてしまいたい…」
「会社に行くのが嫌なんて、社会人失格だろうか…」
あなたは今このように苦しんでいませんか?
「サラリーマンに疲れた」「会社を辞めたい」と感じている人は、実はあなただけではありません。会社員の多くが、何らかの悩みやストレスを抱えています。
「2023年 ビジネスパーソンが抱えるストレスに関する調査(チューリッヒ生命)」によると、ビジネスパーソンの「ストレス要因トップ」は、以下の結果でした。
給与などの「金銭面」や「仕事内容」に加え、多くの会社員が「社内の人間関係」に悩んでいると分かります。なかには「給料や仕事、人間関係のすべてがストレスになっている」という人もいるでしょう。
ビジネスパーソンのストレス要因に関する調査(2023年)
実際に、会社員の多くが「仕事に疲れた」「サラリーマン辞めたい」と感じているのです。
とはいえ、ストレスや不満の原因は、人によって違います。抱えている悩みが違えば、当然、対処方法も異なってきます。まずは自分がなぜ会社に疲れているのか、その原因を見つけましょう。
今回の記事は「サラリーマン疲れた」と感じている原因を分析し、原因別の対処法を解説していきます。
まずは「なぜ、会社に行くのがしんどいのか」、その原因を突き止めましょう。会社や仕事に疲れている原因がはっきりすれば、どのような解決方法があるのかも見えてきます。
たとえ、すべての悩みが解決できなかったとしても、この記事を読み終えるころには、「悩んでいるのは自分だけではないこと」が分かり、気持ちが楽になるはずです。
「サラリーマンに疲れた・辞めたい」と感じる理由8選
SNSの投稿や口コミ、アンケート結果を調査した結果、「サラリーマンに疲れた」「会社を辞めたい」と感じる原因は、以下の8つに集約されます。
1つずつ内容を見ていきましょう。
理由①:仕事が合わない・やりがいを感じられない
「サラリーマンに疲れた」と感じる1つ目の理由は「仕事が合わない、または、やりがいを感じられないから」です。
人には得意分野、不得意分野があるものです。自分の特性に合わない仕事を、長年続けるにはガマンや忍耐が必要です。さらに、あなた本来のパフォーマンスを発揮できないことで、まわりに認めてもらえず、ストレスを抱えるケースもあります。
たとえば、人と話すのが苦手なのに営業職に就いている人は、日々の仕事が苦痛に感じてしまうでしょう。
「同僚は楽しそうに営業先へ向かうのに、自分は得意先に電話するだけでストレスを感じてしまう」
「営業ノルマが達成できなくて、部署内で肩身が狭い」
など、やりがいを感じられず、苦しい日々を送ることになるのも当然です。
【土曜出勤が原因で辞めたいという投稿】
あー辞めたい辞めたい辞めたい辞めたい。
引用:X(旧Twitter)
というか辞める辞める辞める辞める。
なんでサラリーマン的なノリの仕事なのに土曜出勤が通常であんだよバカかよ頭湧いてんのかよ。
辞める辞める辞める辞める辞める辞める絶対辞める。
【営業職が合わずに転職した人の投稿】
苦手な営業に日々苦しみながら、不貞腐れて働いていた私は「いや、でもここに望んでいるのは自分やな」と気付いて誰よりも早く転職を決めた。置かれた場所でブーブー言っていても何も変わらない。私らは無力な子どもじゃないし、根の生えたお花でもないので、動こうと思えばどこへだって動けるのだ。
引用:X(旧Twitter)
あなたが「サラリーマンに疲れた」「会社を辞めたい」と感じているなら、原因は「自分の特性と今の仕事が合っていないから」かもしれません。
「人には向き不向きがある」と割り切ることも大切。仕事がツライと感じるときは、自分を責めるのではなく「自分の特性と向き合う良いきっかけ」と考えてみてください。
「会社に疲れた」と感じる理由が、シンプルに「仕事内容が合わない」ということなら、まずは自分の特性を知ることから始めてみましょう。
自分の適性が分かる、厚生労働省の「職業適性テスト (Gテスト)」をチェック! 「会社に疲れた」と感じる理由が、シンプルに「仕事内容が合わない」ということなら、まずは自分の特性を知ることから始めてみましょう。 「職業適性テスト (Gテスト)」では、自分の適性に合った職業が簡単に分かります。 (例)【厚生労働省の「職業適性テスト (Gテスト)」の結果】 引用:厚生労働省「職業適性テスト (Gテスト)」 所要時間は5分程度。自分の意外な適性を知るきっかけにもなりますよ。ぜひチェックしてみてください。 |
理由②:仕事量が多すぎて肉体的にキツイ
「サラリーマンに疲れた」と感じる2つ目の理由は「仕事量が多すぎて肉体的にキツイから」です。
いわゆる「オーバーワーク」の状態が続くと、十分な休息が取れず、結果的に体と心にさまざまな不調が出てきます。
とくに「人材不足の部署に所属している人」「責任感の強い人」に多い傾向です。
「オーバーワーク」は、単なる肉体的疲労におさまらず、精神的な不調を呼び起こしてしまうこともあります。
実際に「働きすぎ」が及ぼす健康への影響は、医学的にも証明されています。
とくに時間外労働や休日出勤が「月80時間」を超えると要注意。さらに、オーバーワークが何ヶ月も連続している人は、健康障害のリスクは高くなる傾向です。
【時間外・休日労働時間と健康障害のリスク関係(厚生労働省)】
SNS上の投稿でも「仕事に疲れた」という人の多くが、「業務量の多さ」に悩んでいることが分かります。
【仕事がきつくて精神的にツライという投稿】
35歳で転職しようなんてもう手遅れなのでしょうか・・・
引用:ヤフー知恵袋
今の仕事がキツくて毎日不安と疲労で何のために生きているのか分からないです。
精神病して薬飲みながら通勤していますが、社長からのフォローも無し、環境変わらずで辛いです。
生きてる意味分かりません。
もう嫌です。
オーバーワークがいい事じゃないって自分が一番わかってる。仕事振らなきゃって思っても、人材不足。8月に退職したスタッフを半年前から自分に預けて欲しかった。ある程度の責任あるポジションにはいるけど、会社の人事はフルで無能なトップ。不良中古品ばかり。もうやってらんない。
引用:X(旧Twitter)
いわゆる「働きすぎ」が原因で、仕事がツライと感じているなら、上司に相談するなどの対応を検討しましょう。体調不良や心の不安が長期化すると、取り返しがつかなくなることもあります。
オーバーワーク気味の方は「疲労蓄積度」をチェックしよう! 厚生労働省の「労働者の疲労蓄積度自己診断チェックリスト(2023 年改正版) 」で、簡単に疲労蓄積度(0~7段階)をチェックできます。 気になる方は、ぜひチェックしてみましょう。 |
理由③:給料に不満がある
「サラリーマンに疲れた」と感じる3つ目の理由は「給料に不満があるから」です。
多くの会社員にとって、働く理由は「お金のため」や「生活のため」のはずです。仕事をする上で、金銭面は最優先事項。ゆえに、給料や賞与といった金銭面の不満は、仕事への不満に直結します。
「こんなにがんばっているのに、会社は評価してくれない」
「いくら努力しても、昇給は期待できなさそう…」
こんな状態では、仕事へのやる気が失われるのも当然です。
チューリッヒ生命の「ビジネスパーソンが抱えるストレスに関する調査」を見てみると、ストレス原因トップが3年連続で「給与・賞与(金銭面)」という結果でした。
【チューリッヒ生命の「ビジネスパーソンが抱えるストレスに関する調査」2020年~2023年】
金銭面が原因で、仕事へのモチベーションが下がっているのは、あなただけではありません。多くの会社員が、「仕事と給料が見合っていない」「もっと評価してもらいたい」と感じています。
業務量や仕事内容と給料を比較して、どうしても割に合わないと感じるなら、転職や副業も視野に入れてみるといいでしょう。
理由④:通勤時間の満員電車が苦痛で耐えられない
「サラリーマンに疲れた」と感じる4つ目の理由は「通勤時間の満員電車が苦痛だから」です。
コロナ禍の影響からテレワークが浸透したと思いきや、コロナ終息以降、出社を求める企業が増えています。
「せっかく通勤時間のストレスから解放されたのに…」
「満員電車で見知らぬ人と触れあうのが耐えられない」
このように、感じている人は多いのではないでしょうか。
国土交通省の資料によると、都内の平均混雑率(令和4年)は123%に及びます。なかでも、一番混雑する路線では「混雑率150%」を超える状況です。
混雑率が150%を超えると、お互いの体が密着する状態になり、自由に身動きが取れません。見知らぬ他人同士、体が触れ合うのはかなりのストレスを伴います。これが毎日続いていれば、誰でも嫌になるはずです。
【電車の混雑率を図にしたもの】
それほど混雑する路線でなくても、「通勤時間が長い」「電車という閉塞された空間が苦手」という方も多く存在します。
口コミでも、かなりの割合で「通勤時間が苦痛」という投稿が見られました。
【満員電車がツライという投稿】
やっぱり、働かなくても生活出来る人が羨ましいのう。
引用:X(旧Twitter)
満員電車で潰されてつらい。。
朝の満員電車が苦痛です。
乗車時間20分〜30分程度なので我慢できると思い、都内の方に転職しました。
以前は下り線でしたので、座れなくてもスマホをみるくらいのスペースありましたが、今は全くありません。一カ月経ちましたが、毎日ぎゅうぎゅうだし足を踏まれたり押されたり、見知らぬ人とぴったりくっついたり気持ち悪いです。無理に乗車する人を見てストレスが溜まり、苦痛です。
朝から疲れてしまい帰りまで体力が持たず、体調が良くない日が多くなりました。
引用:ヤフー知恵袋
派遣なので、始発で会社に行くなんてこともしたくないですし…そんな理由で契約更新しないなんて、甘いというかあり得ない理由でしょうか?
「サラリーマンに疲れた」という方のなかには、通勤時間が原因というケースも多いものです。通勤は、出社する限り毎日続く問題。一度「無理…」と感じてしまうと、相当なストレスを抱えることになります。
とはいえ、会社の近くに引っ越すことは、そう簡単ではありませんよね。
誰かに相談しても「通勤時間が嫌なのは、みんな同じ」「そんなこともガマンできないなんて、社会人失格」といわれ、ひとりで悩んでいる人が多いようです。
理由⑤:実は、ほかにやりたい仕事がある
「サラリーマンに疲れた」と感じる5つ目の理由は「ほかにやりたい仕事があるから」です。
会社員の場合、入社後にどの部署へ配属されるかは分かりません。「仕事=やりたいこと(天職)」が実現できている人は少数派でしょう。
「本当は企画系の部署を希望していたのに、営業部へ配属されてしまった」
「経理の知識を活かしたいのに、雑務ばかりさせられる」
このように感じている人も多いのではないでしょうか。
なかには「フリーランスとして独立したい」と思いながら、さまざまな理由から実現できない人もいるかもしれません。
求人検索エンジン「Indeed (インディード)」の意識調査では、3割以上の人が「今の仕事は自分に合っていない」と感じていることが分かりました。20歳代の若者に限定すると、約4割とさらに高い割合にのぼりました。
【仕事や自身の能力に関する意識調査(Indeed (インディード)】
若年層ほど、「今の仕事より、もっと自分に合った仕事があるはず」と感じているようです。
「ここは自分の居場所じゃない」とネガティブな感情を抱えながら日々の業務をこなすのは、相当ストレスがたまることでしょう。
【今の仕事がやりたい仕事ではないと悩む会社員の投稿】
25歳になりますが、やりたい事を仕事に出来ていません。
自分の周りの人間はアパレル業界で働いたり、海外に行ったり、少なからずなりたい物に少しずつ近付いてる人が多いです。自分はやりたい事はありますが、それよりも生活に一杯一杯で好きでも無い仕事をお金の為に我慢しています。
出来るだけプライベートの時間を取れる仕事を選び、空いた時間で将来やりたい事へ近付こうとしてはいますが、周りの人とはどんどん差が生まれています。周りと比べて、今の生活を捨ててでも夢に向かえない自分にウンザリもしてしまいます。
引用:ヤフー知恵袋
夢を語る友達と会うと毎回その後にネガティブな気持ちが襲います。
複数の部署がある企業なら、部署の移動を出すことも解決方法のひとつ。資格取得をしながら、転職準備を進めるのも良いでしょう。一方、脱サラを目指すなら、会社員を続けながら淡々と独立に向けた準備をする手もあります。
「今の仕事はお給料をもらうため」と割り切り、仕事のストレスを趣味で発散するのも選択肢のひとつです。
理由⑥:上司との相性が悪い
「サラリーマンに疲れた」と感じる6つ目の理由は「上司との相性が悪いから」です。
上司との相性が悪いと悩む人の中には、
「毎日上司の顔を見るのが嫌だ」
「業務上、話をしないわけにはいかず、ストレスがたまる」
このように感じている人は多いのではないでしょうか。
会社員の場合、上司との関わりは避けて通れません。上手く連携が取れていれば、仕事がスムーズに進みますし、賞与や昇給の評価も高くなり、「会社が楽しい」と感じられます。
一方、上司との相性が悪い場合、日々のコミュニケーションに悪影響を及ぼし「正当に評価されない」と悩むこともようになるでしょう。
上司との相性が悪い原因を分析すると、大きく以下の2パターンに分けられます。
【上司との相性が悪い原因】
上司の側に原因がある | ・怒りっぽい ・パワハラ気質 ・部下の評価を横取り ・コミュニケーションに難あり ・昔のやり方を押し付ける ・部下を好き嫌いで評価する ・責任を部下に押し付ける |
自分に原因がある | ・コミュニケーションが苦手 ・上司の人間性が好きになれない ・生理的に受け付けない ・上司のやり方が合わない |
1つ目は「上司側に原因があるケース」、もう一つは「自分に原因があるケース」です。
「上司側に原因があるケース」では、「怒りっぽい」「常に不機嫌」「責任を部下に押し付ける」などがあります。
パワハラなど、明らかに問題があるケースは別として、人間同士が関わる以上「性格の不一致」は、多かれ少なかれ発生します。上司に限らず、仕事上の人間関係で悩みはつきもの。残念ながら相手の性格を変えることは不可能です。
あなたが「部署を移動する」「転職する」といった解決方法もありますが、これらは最終手段。どちらも思い切った行動が必要になります。
こちら側が気持ちを切り替えて、
「上司との関係は永遠に続かない」
「上司とは仕事だけの関係」
上記のように割り切ることができれば、少し気持ちが楽になるかもしれません。
また、同じ部署の仲間たちで結束を固めることもおすすめです。同僚とコミュニケーションが取れているのであれば、いざというとき助け合える存在になれるはずですよ。
上司の対応が「セクハラ・パワハラ」などの場合は、我慢せずに相談しよう!
上司が以下に該当する場合は、会社側に対応を求めるか、社外の相談窓口へ問い合わせましょう。
社内に相談できる部署がない場合は、厚生労働省のホームページをチェックしてみてください。
理由⑦:嫌な同僚がいる・職場の空気に馴染めない
「サラリーマンに疲れた」と感じる7つ目の理由は「嫌な同僚がいる、もしくは職場の空気に馴染めないから」です。
「どうしても好きになれない同僚がいる」
「いじめを受けているわけではないものの、なんとなく職場で孤立している」
「風通しの悪い社風にうんざりしている…」
このように悩んでいる方は、意外と多いものです。
厚生労働省が実施した実態調査(令和4年)では、正社員として働く人の約25%が「職場の対人関係に悩みを抱えている」と回答しています。
【仕事や職業生活における不安やストレスに関する実態調査】
統計でみても、職場の人間関係に悩む人が多いと分かります。
職場の同僚とうまくいかない・職場になじめないで孤立しているという場合、具体的にどんな問題が出てくるのでしょうか。整理してみましょう。
とくに、コミュニケーション不足による仕事のミスは、悩ましい問題です。あなたの評価に関わりますし、取引先や他部署を巻き込む事態にもなりかねません。
たとえ、人間的に受け付けない相手でも「仕事は仕事」と割り切ることも大切。「報告・連絡・相談(ほうれんそう)」を徹底することで、仕事のミスを防ぎましょう。
職場の人間関係に馴染めないのであれば、業務に支障がない程度に距離を置くのもおすすめです。適度な距離感を保っていれば、仕事に悪影響を及ぼすことも少ないでしょう。
「無駄な飲み会に行かなくて済む」「昼休みは、ひとりでゆっくり過ごせる」といったメリットを活かし、自分磨きをするのもおすすめです。
理由⑧:会社に将来性を見い出せない
「サラリーマンに疲れた」と感じる8つ目の理由は「会社に将来性を見い出せないから」です。
とくに会社の業績が思わしくない場合や、所属する業界全体が縮小傾向の場合は、
「このままがんばったとしても、この会社は10年後どうなってるだろう…」
「早めに別業種へ転職した方がいいのかな…」
このような悩みを抱える人もいることでしょう。
昔と違い、時代の流れは早くなるばかり。ここ最近では、人工知能AIの出現で、世の中が大きく変わろうとしています。
将来のことを不安に思うのは、あなただけではありません。「安定している」とされる職業の人でも、将来はどうなっているか分からない時代です。
逆をいえば「現状に危機感をもっている人」は、不測の事態が想定できているということ。一歩先を見据えて考えられる人です。
とはいえ、あなたの会社がこの先どうなるかは、誰にも分かりません。
最悪の事態を想定し、リスク分散することが大切です。
将来のリスクに備える方法には、以下のようなものがあります。
上記のうち、1つでも実行できるものがあれば、今すぐ始めてみてください。
以上、「サラリーマンに疲れた」「会社を辞めたい」と感じる原因を徹底分析しました。
次の章では、「サラリーマンに疲れた・辞めたい」と感じるときの対処法を5つ紹介します。
「サラリーマンに疲れた・辞めたい」と感じるときの対処法5つ
前の章では、「サラリーマンに疲れた」「会社を辞めたい」と感じる理由を、原因別に分析していきました。
読んでいただいた方は、自分がなぜ今の仕事に不安を感じているのか、明確になったと思います。
ここからは、具体的な対処方法を見つけていきましょう。
「サラリーマンに疲れた」「会社を辞めたい」と感じるときの対処方法は、以下の5つです。
1つずつ一緒に見ていきましょう。
対処法①:趣味やスポーツでストレスを発散する
対処方法1つ目は「趣味やスポーツでストレスを発散すること」です。
趣味やスポーツなどの娯楽は、仕事のストレスを発散する方法として一番身近で、かつ効果的な方法です。
仕事が忙しくて我慢していたことや、いつかやろうと思って先延ばしにしていたことを思い出してみてください。
まわりの意見は気にせず、「自分が心から楽しいと思えること」をやってみましょう。
上記以外にもグルメや旅行など、リフレッシュできるものなら何でもOK。部屋の模様替えや、寝具の新調もおすすめですよ。質のいい睡眠は、リフレッシュに最適です。
今まで仕事ばかりに時間をさいていたなら、心が疲弊してしまうのも当然。意識的に「自分の内面をみつめる時間」をもちましょう。自分の人生、心から楽しめる時間に焦点をあててみてくださいね。
対処法②:会社以外のコミュニティに所属する
対処方法2つ目は「会社以外のコミュニティに所属すること」です。
もし、あなたが「休日も会社のことばかり考えてしまう状態」なら、会社以外のコミュニティをもつことをおすすめします。つまり会社以外に「自分の居場所」をもつということです。
会社と自宅の往復がすべての状態だと、仕事に疲れきったときの逃げ道がありません。息抜きができないと、人は追い詰められてしまいます。
会社以外の居場所があれば、「心のよりどころ」として大きな助けになるものです。
たとえば「フットサルチームに所属してみる」「オンラインサロンに入会してみる」など、会社以外の人たちと交流してみてください。
普段接しない人たちとの交流で、意外な自分を発見できたり、新鮮や意見が聞けたり。「世の中は広いんだな」「色んな人がいるんだな」と感じられれば、会社でのストレスが小さなことに思えるかもしれません。
対処法③:別の部署へ異動する
対処方法3つ目は「別の部署へ異動すること」です。
趣味や娯楽でリフレッシュできるならいいのですが、もっと深刻な状態で悩んでいるなら、仕事の環境自体を変えることも方法のひとつです。とはいえ、いきなり転職するというのはハードルが高いですし、リスクも伴います。
仕事環境を変える一番有効な方法は「別の部署へ異動すること」です。
部署が変われば、上司や同僚、仕事内容が変わります。仕事の業務量が多すぎて疲れきっているなら、残業が少ない部署を希望しましょう。
部署異動で勤務地自体が変わることもあります。たとえば、本社勤務だった人が、支店に異動するケースなどです。勤務地によっては、満員電車のストレスから解放されるメリットもあります。
あらかじめ会社に相談しておけば、人事異動のタイミングで、希望が通るかもしれません。
対処法④:思い切って休職してみる
対処方法4つ目は「思い切って休職してみること」です。
「休職制度」がある場合に限定されますが、自己都合の休職が認められる企業なら、利用を検討してみるのもひとつの手です。
「週末や大型連休では、到底リフレッシュできない!」というくらい深刻なら、思い切って休職願いを出してみましょう。
休職中は基本的に無給ですが、いきなり退職するよりリスクは低いはず。逆に、無理をして睡眠障害や鬱、適応障害など、心を病んでしまっては取り返しがつきません。
会社員の権利として、使える制度はフル活用しましょう。
対処法⑤:起業やフリーランス転向を目指して副業を始める
対処方法5つ目は「起業やフリーランス転向を目指して副業を始めること」です。
近い将来、退職することを想定し、今から準備をしておく方法です。
とくに「今の仕事にやりがいを感じられない」「実は、ほかにやりたい仕事がある」という方に向いています。
会社に在籍しているうちに、資格取得やスキル習得を進めておけば「本当に辞めたい」と思ったとき、即行動に移せます。会社に頼らず収入を得られるスキルがあれば、気持ちもずっと楽になるはずです。
「起業」「フリーランス」というとハードルが高いイメージがあるかもしれませんが、今はパソコン1台で在宅ワークができる時代。昔に比べると、副業の幅もグッと広がっています。
副業の場合、本業に差し支えない程度に小さく始めるのがコツです。「自分に合ってるな」「これなら継続できそう」という副業を見つけたら、少しずつボリュームを増やしていきましょう。
大手転職求人サイトの調査によると、「現在副業をしている」と回答した人は、全体の10%未満でした。少ないと感じるかもしれませんが、前年度と比較すると、0.2pt増加しています。
【「あなたな副業をしていますか?」に関する回答】
さらに「今は副業していないけど、副業を検討している」と答えた人は、18.4%という結果に。今後、ますます副業をする人が増えることは、間違いないでしょう。
副業で収入を得られるようになれば、会社に依存しない将来が見えてきます。まずは得意なこと、興味がもてるジャンルで、副業を始めてみてくださいね。
以上「サラリーマンに疲れた」「会社を辞めたい」と感じるときの対処方法を5つ紹介しました。
引き続き「どうしてもサラリーマンに疲れたなら退職・転職という道もある」という内容をお伝えしていきます。
どうしてもサラリーマンに疲れたなら退職・転職という道もある
ここまで「自分がなぜ会社に疲れたと感じているのか(原因)」と「会社を辞めたいと感じるときの対処方法」を紹介してきました。
色々試してみた結果、どうしても改善されない、あなたの気持ちが楽にならないと感じるなら、最終手段に「退職・転職」という道があります。
会社員なら、転職や退職は簡単に決められることではありません。ただし「休職や部署移動では解決できない人」「今の状態から抜け出さないと、心や体が壊れてしまいそうな人」にとっては、正しい決断です。
「逃げるなんて恥ずかしいことじゃないか…」と自分を責める必要はありません。「将来のための前向きな決断」ととらえましょう。
実際、転職する人は毎年増加しています。「マイナビキャリアリサーチLab」が行った「転職動向調査2023年版(2022年実績)」によると、2022年の正社員転職率は7.6%と、ここ数年の調査でもっとも多い数となりました。
【正社員離職率(2022年実績)】
とくに20歳代~40歳代の男性は高い数値となっており、積極的に転職する人が増えています。
実際に転職した人たちの口コミでも「転職してよかった」という声は多くありました。
【転職して前向きになれたという人の投稿】
私は36歳の時に転職しました。もし年齢が気になるなら、婚活と一緒で動くのは早ければ早い程いいと思います。
引用:ヤフー知恵袋
今日のあなたは未来の中で一番若いんですから。
私は、部長職までいきましたが、上司のパワハラで社長もパワハラ、副社長に相談しても話は聞いてくれるがほったらかしで、うつ病になり自殺しそうになり、48歳で転職しました。
今は、転職先で役職もなく働いていますが、毎日が楽しくなり、家族との関係も良好になりましたよ。
自分の人生、会社に振り回されるより、自分が幸せになるようにしませんか。
引用:ヤフー知恵袋
35歳、まだまだ若いですよ!
ここで「よし!自分も退職して、新しい会社を見つけよう!」と思った方は、ちょっと待ってください。勢いで退職してしまい、後悔することもあるからです。
あなたが退職や転職を選択するなら「会社を辞めることで起こるリスク」も想定しておきましょう。退職後に「こんなはずじゃなかった!」と後悔しないために、最低限、以下の事項を確認しておいてください。
【退職・転職前にチェックしておくこと】
金銭面 | 転職活動 | |
リスク | ・安定収入が途絶えるリスク | ・今より給料が下がるリスク ・転職先が見つからないリスク |
対処方法 | ・数ヶ月暮らせるだけの生活費を確保する ・退職金の額を調べておく ・失業給付の制度を理解しておく | ・自分のスキルを棚卸しておく ・自分の市場価値を把握する ・最新の転職市場をリサーチしておく |
一番大きなリスクは金銭面です。転職先が見つからない場合や転職後の収入減のリスクに備え、当面の生活費を確保しておきましょう。
「退職後はサラリーマンではなく、フリーランスやバイトで生活する」という方もいるでしょう。その場合は、今のうちに日々の生活費を見直し、なるべく少ない額で生活できるように準備することもポイントです。
サラリーマンに疲れた人には「フードデリバリー」という働き方もある
結論、会社員に疲れてしまった方は「フードデリバリー」がおすすめです。
フードデリバリーは、飲食店から料理をピックアップし、注文者の自宅に届ける仕事です。有名なのは「ウーバーイーツ」や「出前館」などです。
フードデリバリー配達員は、ほとんどの場合が「個人事業主」。会社に雇用されない、いわゆる「フリーランス」です。固定給はなく、どれだけ稼ぐか、何時間働くか、何曜日に稼働するかはすべて自由に決められます。
「フードデリバリー」の特徴は、以下の4つです。
フードデリバリーの仕事は、働く場所や時間を自分で好きに決められます。
上記のように、自分の好きなタイミングだけ稼働しても、安定して月に3~5万円を稼げるところが魅力です。もちろん稼働時間や配達エリアを工夫すれば、月収30万円以上を稼ぐこともできます。
自分が頑張れば頑張るだけ報酬が増えるため、モチベーションが上がるでしょう。
フードデリバリーは、資格や経験がなくても、車の免許と指定された車両があれば誰でも簡単に始めることができます。登録後3日程度で稼働できるようになるため、金欠のときに便利です。
常に1人で稼働するため、職場の煩わしい人間関係に左右されることもありません。置き配で依頼する人が増えているため、人見知りで接客が苦手な人でも挑戦しやすいです。
以上、「フードデリバリーバイト」について解説しました。
フードデリバリーなら、退職後の生活費確保や副業としても取り組めます。上司や同僚との関係に悩むこともありません。サラリーマンに疲れている方は、自由度が高い「フードデリバリー」も検討してみてくださいね。
まとめ~会社に疲れているなら、対処方法を見つけて心を軽くしよう~
最後にこの記事をまとめます。
「サラリーマンに疲れた」「会社を辞めたい」と感じる原因は、以下の8つに集約されます。
「サラリーマンに疲れた」「会社を辞めたい」と感じるときの対処方法は、以下の5つです。
どうしてもサラリーマンに疲れたなら退職・転職という道もあります。
サラリーマン以外の働き方として、個人事業主の「フードデリバリー」を紹介しました。
「会社に疲れた」と感じているのは、あなただけではありません。会社員の多くが、なんらかしらのストレスを抱えています。「疲れた」「辞めたい」と思う原因は人によって異なるため、まずは原因を突き止め、自分に合った対処方法を試してみてください。
ほんの少しでも心を軽くして、毎日を過ごしていきましょう。